助産師であれば授乳中の乳房トラブルに対処でき、乳房マッサージの技術も持っている、本来そうあるべきです。
しかし学校で習った知識、産院で働いた経験をもってしても乳房マッサージ技術や乳房トラブルへの対処は残念ながら不十分なことが多いのです。
私自身も産婦人科で働いている頃は授乳中に起きる乳房トラブルや断乳についての正しいケアの方法がよく分からず、他の助産師や医師に相談してもはっきりとしたケアの方法が分からないまま対応していました。
その後私自身も4人の育児を経験し、周りのお母さん達の話を聞く中で授乳期に乳房トラブルを経験している方は意外と多いということを知り、母乳ケアの必要性を強く感じました。
そんな中「堤式乳房マッサージ法」を知り、1年間の研修を受けました。その後研修先の母乳外来でさらに1年半働き、多くの症例を経験したことでようやく納得した乳房管理方法を導き出せました。
自分の学んだ知識や技術が少しでも困っているお母さん達のお役に立てるよう努めて行きたいと思います。